「目的」と「目標」の違い

目的

「目的」とは、成し遂げたい内容のこと。「自社を世界一の企業にする」「ステーキを身近な食事にする」のように抽象的であることが多い。

「最終的に成し遂げようとする事柄、目指すべき到達点」と説明されることも多いが、最終到達点やゴールののように捉えてしまうと最終目標との区別がつかなくなる。成し遂げたい内容、目指す姿や状態のような、抽象的なモノと捉えた方がよい。

逆に「目的がない」状態とは「何を成し遂げるべきかがわからない」状態であり、「最終到達点(ゴール)がわからない」というよりは「何を頑張ればよいかがわからない」状態と言える。

目標

「目標」とは、成し遂げたい内容に対する達成水準のこと。「何を成し遂げたいのか?」(目的)に対して、「どこまで成し遂げるのか?」という達成水準を定めたもので、「いつまでに成し遂げるのか?」とセットで定めることが多い。

例文

目的 目標
自社を世界一の企業にすること 世界シェア 25% を達成する。
ステーキを身近な食事にする 2022 年までに全都道府県にチェーン店を開店する。