正しさは相手を傷付けることへの免罪符にはならない

ずっと心に残っていて、でもどこで目にしたのか、誰の言葉だったのかを思い出せなくて、ずっと気になる言葉というのがあります。そんな言葉のひとつを、今日、ひょんなことから見つけることができました。

どういう権利があって、君は、面とむかって僕の悪口を言い立てるのかね。 そうする特権があると思いこんでいるらしいが、そんなもの、僕は認めないよ。 君がまくしたてたことは、どれも本当だ。そいつは承認しよう。 しかし僕は、歯に衣着せずに批評してくれていい、と言ったおぼえはないよ。
‐ エミール・ミハイ・シオラン、思想家

酒井穣さんの『新版 はじめての課長の教科書』の中で、人事評価であれば何を言っても良いというわけではない、という戒めとともに紹介されていた言葉。この本は、私が部長(といっても、大きな会社であれば課長クラス)として、部門をマネジメントするとはどういうことかを改めて考え直すきっかけになった本でした。 www.amazon.co.jp