概要
ソースコードからインストールしたソフトウェアをパッケージ管理してくれることで重宝しているpacoですが、READMEを読むと以下のような記述があり、BSD系のMac OS Xでは動作しないように思われます。
Note:
Paco does not work on systems in which binaries are linked statically, like
FreeBSD or OpenBSD.
ググってみても決定打となる情報が見当たらないため、実際に検証してみました。結論としては、Mac OS Xへのインストールには成功するものの、その後のパッケージ管理が正常に動作しませんでした。
検証
まずpacoをインストールします。
re pacoのインストール - 祈れ、そして働け ~ Ora et labora
paco自身のパッケージ管理はできています。ここまでは正常に動作しているかのよう。
# paco -a
paco-2.0.7
ちょうどインストールする必要があったので、PostgreSQLをインストールしてみました。インストール自体はなんの問題もなく終了します。
# cd /usr/local/src
# wget ftp://ftp2.jp.postgresql.org/pub/postgresql/source/v8.4.7/postgresql-8.4.7.tar.gz
# tar jxvf postgresql-8.4.7.tar.gz
# cd postgresql-8.4.7
# ./configure
# make
# paco -D make install
ところが、パッケージを表示してみると
、、、あれ?、、、PostgreSQLが、、、いない orz
# paco -a
paco-2.0.7
結論。Pacoのインストールはできる。しかしパッケージ管理は機能しない。
だめじゃん。