# yum install ntp
時刻が大きく狂っていると正しい時刻が反映されないので、最初の一回は手動で同期しておきます。
# ntpdate ntp.nict.jp
時刻が大きく狂っていたとき、突然正しい時刻に修正することは危険をともないます。時刻が飛ぶことにより、定時に実行されるサービス(cronやatなど)が実行されなくなる可能性があるためです。このため、時刻が大きく狂っていると、ntpdはドリフト*1を調整して時刻を目的の時刻に徐々に近づけようとします。
/etc/ntp.confを編集し、ネットワーク距離が近い上位Stratumを上位NTPサーバーに指定します。
# vim /etc/ntp.conf
FILE: /etc/ntp.conf
# Use public servers from the pool.ntp.org project.
# Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html).
#server 0.centos.pool.ntp.org
#server 1.centos.pool.ntp.org
#server 2.centos.pool.ntp.org
server -4 ntp.nict.jp minpoll 6 maxpoll 10 # (stratum 1)
server -4 ntp.jst.mfeed.ad.jp # (stratum 2)
-4は強制的にIPv4で通信するように指定します。IPv6が使える環境では省略しても問題ありません。省略するとIPv6が優先されます。
NTPサーバーへのポーリング間隔は、デフォルトでは64秒であり、同期状態が安定していると判断された場合にはポーリング間隔が倍加されて、最大で1024秒となります。ポーリング間隔を変更する場合は、minpollで初期間隔を、maxpollで最大間隔を指定します。このとき、minpollとmaxpollには2を基数とした指数*2として、4(16秒)〜17(約36時間)の範囲で値を指定することができます。
ntpdを起動します。またOS起動時に自動起動するように設定しておきます。
# /etc/rc.d/init.d/ntpd start
# chkconfig ntpd on
ステータスを確認します。正常に同期できていれば、先頭に※印が付きます*3。
# ntpq -p